うめきたⅡ期区域まちづくり方針(案)の第5回検討会の報告

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ryokuti141119
 2014年11月19日に開催された、
うめきたⅡ期区域まちづくり方針(案)の第5回検討会
の報告が吉村元男氏からありました。

  この会の新聞報道はこちら

 11月19日に、うめきたⅡ期区域まちづくり方針(案)の第5回検討会(グランフロント北館8階)を傍聴してきました。その報告と問題点をお知らせいたします。

スーパーバイザーの安藤氏は欠席でした。敷地16㌶のうち緑地は4㌶しかとらない案が採択されました。「緑地」を「みどり」と言い換えて、8㌶を確保しているとしていますが、みどりと言い変えた「みどり」は、ビルの壁面緑化や屋上の緑を指すのでしょう。しかし、この緑は、広域避難場所や公園緑地として散策ができるものではありません。もしかしたら、スーパーバイザー安藤忠雄氏が、「緑」と強弁している大阪マルビルの偽緑化(プラスチック緑化)のように、ビルの壁面に緑色の人工物を張り付けた装置を施こせば、当選確実になるのでしょう。既に、NHKも朝日新聞も、安藤氏が主張するみどりが偽緑化であることを知りながら、みどりと報じ、大衆に偽緑化をみどりと信じるような事業と報道を行っています。方針案では「みどり」という心地よい言葉で、あたかも緑地が多いという宣伝を行っていますが、自治体がこのような間違った認識を広報することは、許されないことです。

もう一つの重大な問題が、検討会で明らかになりました。実質的に公募したいくつかの案を一つに絞る(当選案の決定)機構として検討会で配布された機構(大阪駅周辺・中之島・御堂筋周辺地域 都市再生緊急整備協議会会議 大阪駅周辺地域部会)の名簿には、審査が公正に行われない癒着した構図が見えてきました。一般的な審査や入札では、審査委員は、公正中立性が求められます。しかし、この構成メンバーあるいは布陣からは異常な関係が見えてきます。

第一は、民間事業者等の中に、事業コンペの応募企業が三社も入っていることです。事業コンペの応募作品の審査をするのに、応募企業が審査員であるのは、審査の公正が失われます。このような審査は絶対に避けなければなりません。行政がこのような審査委員の構成をするのは、公正な行政執行に違反しています。一定の業者に仕事が流れる道筋をつくるということで、行政のどの部署が仕組んだのかわかりませんが、このような審査をして業者を決定するのは明らかに犯罪行為です。

第二は、学識経験者の一員である建築家・東京大学名誉教授の安藤忠雄氏(あるいは安藤忠雄設計事務所)が、応募企業三社のうちの一社の系統の会社から、「グランフロント大阪」建設事業のなかの「北口広場」を監修という名のもとに設計を受注していることです。北ヤード全体の国際コンペの審査委員長であり、うめきたⅡ期の一時コンペの審査委員長である方が、その事業のなかで、公共部分の設計を受注すること自体、癒着した関係ではないでしょうか。安藤氏は、うめきた関連事業について審査委員を継続するのならば「うめきたⅡ期建設事業では設計を受注しない」ことを公言するか、あるいは審査委員を辞退するべきでしょう。

第三は、大阪駅周辺・中之島・御堂筋周辺地域都市再生緊急整備協議会会議大阪駅周辺地域部会が最終決定ですが、委員には緑の専門家も防災の専門家も入っていません。市民の代表さえ入っていません。このような状況でうめきたⅡ期の土地利用が決定されることは、大阪の未来の発展にとって大きな懸念材料です。

第四は、うめきた=北ヤードは、2011年11月大阪市長選で「2期は梅田セントラルパーク」の公約をし、橋本市長は当選しました。しかし、現在は大阪市主導のもと、企業にこの土地を売り渡す作業を行っています。これは明らかに公約違反です。検討会の委員はこの前提を無視して、議論を進めています。これは、市民への裏切りです。以上報告です。

吉村元男

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